13年ぶりのパリ Ile-de-France へ

 10月18日(Judi:木曜)つづき

 ヴォー・ル・ヴィコント城 chateaux de Vaux le Vicomte

午後はパリ南にあるこの城、ヴォー・ル・ヴィコントに向かった。
きのうフォンテーヌブローへの電車の途中にあった、ムロン Melun 駅からバスで行けるのを
Travel-Wifiを使って検索して判った。
RER-C 線から、Saint Michel-Notre Dame 駅で地下鉄1号に換えて Gare du Lyon 駅に。
昨日と同じRER-E 線の電車がいちばん右端のホームに待っている。
乗車して待つと12:40ころ出発して13時ころ Melun 駅に着いた。

駅前でヴォー・ル・ヴィコント城に行くBUS(ビスと発音)を探した。だがこの時期はバス便がないと判明。


〔ヴォールコント城 正面 車道〕

またまたTravel-Wifiで検索し直しました。駅前のタクシーにウェブ情報のとおり20ユーロで乗っかりお城の前に参上。


〔ヴォールコント城 正面 遠景〕

本館に入ると、大広間で各サイズのコスチュームを揃え、大人から子供までコス・プレ開催中だった。

その右隣に進むと、1階2階が展示室に充てられ、右翼の10部屋ほどのスペースに凝縮されている。
16世紀初頭に、ルイ14世の財務顧問だった初代 ル・コント Nicolas de Fouquet フーケ家ニコラ伯から
4世代の城主の肖像とエピソードのパネル展示、城の歴史の説明板、それに家具調度と遺品がある。

左翼にわたる途中、1階大広間上の部屋では、世界大戦前から終戦後期のオーナー、Sommierソミエ家が紹介されている。19世紀末ここを取得した
Alfred Sommierは医師でもあった。第1次大戦の後に、傷ついた将兵と病弱者を収容し、
治療と社会復帰まで面倒をみるために、ここを利用した。当時の施療施設が展示されている。

城の地下は暗いが展示室になっており、この城とヴェルサイユ宮殿を設計した当時随一の庭園設計者だった
ル・ノートル卿の設計と、造園技法に関するパネル解説と、ここの運河とヴェルサイユの大運河を比較するジオラマがある。
ここまで一時間あまりをかけて見学した後は、一息ついてベンチに座って、朝のパンの残りをほおばった。

ヴォー・ル・ヴィコント城とは、その壮麗さを見たルイ14世を驚かせ、ベルサイユ造営の動機になった城館なのである。

ここを視ると、だれでも、きれいといってしまう。
だがそれには、優美さ均整、荘厳さにとどまらず、
寛ろぎ自然に溶け込むような複数の特徴が含まれていると( ひとり好い気で)想う。

お城の受付け(事務棟)ここでスタッフに案内されてsimpathy親近感をを持つ。ちょっとしたレストランがあって暖たかなる歓迎が持ち味なのか。


〔宮殿の背面から運河方向 遠景〕

広い庭園なのに見学者は少なめで、どこでも余裕の時間が楽しい。
城館から一望できる運河までの遊歩コースだが、電気カートでも回れる。
(1台4人乗り20∈。国際免許証があったほうがいい。)

振り返ってみて気がついた。中庭から見た宮殿が正面に勝る。 とくに噴水を前にすると最もよく見える。
地元のお母さんたちも遊園地のゴーカート乗りのりで歓声をあげて通り過ぎる。私もおもわず手をふってしまう。


〔庭園の中ほど 休憩席の噴水〕

往復して2kmに満たない距離の中間地点の両脇に、噴水を囲む休憩ベンチがある。

それから、運河に向かって左脇の林間の小道から視た景色がすばらしい。
歩いてまた立ち止って、しばし落日の運河夕陽の噴水を眺めた。

その森でゴーカートに乗って来たおばさんと目が合った。「あら。あなた、どこからきたの?」
「あそこ見た?」とか「私もxxすしが好き」とか立ち話をした。


〔庭園中ほど 王冠の噴水と宮殿〕

どんなに文化や芸術に接しても、一日の終りに自然の中を歩いたりがないと
生きがいがないかな、などと感じる。


〔この城が舞台になった映画のポスター〕

ちょうど帰りの出口に館員が集まっていて、閉館の間際にお客さんに感想を聞き、感謝の挨拶など交わしていた。
「今回の旅行は困難続きであったがここに来てようやく報われました。
ここの人の気持ちと自然との調和に感動しました。ありがとうございました」と私は答えた。
鉄道の駅へのバスの時間が迫るので退場した。


〔向いのバス停 鉄道駅へのシャトル・バス時刻表〕

城から出た観光客数十人で待ったバスが17時半過ぎに来た。このときまで知らなかったが
最寄りの電車駅はRER-F線のヴェルヌイユ・エタン"Vernuil l'Etang"駅になっていた。シャトル・バスは、なんと無料だった。

パリにもどる電車に乗りながら、今夜もお芝居などの見せ物を探した。
しかしチケットがすべて売り切れ、今回の旅では見せ物をひとつも見れないままで終わった。
電車の終点GareDeEst駅から、となりのGareDuNord駅にあるき、
RER-BでErmondEubonne経由でRER-C線のSaintGratienに帰った。

10月19日深夜の空港、帰国につづく