ヴェネツィア空港 帰途モスクワへ


  豪雨の中、空港へ


 朝から雨がザバザバ降っている。 8時にチェックアウトしてホテルを出た。
 そこでインドから商用できたというお腹の出た賢そうな男に、傘に入れてくれと頼まれた。
行き先は空港で、同じなので駅まで普通の人の2倍はあるそのインドビジネスマンと一緒に歩いた。 

 駅のホームのきれた左脇の見えづらいところに、Venezia MalcoPaulo 空港へのバスが待っていた。
4.20∈のチケットをかってバスに乗ると相当の人が座っていてほぼ満席だったが、なんとか席にありつけた。
先に入った大きいインド人のおかげのようだった。 約1時間で空港に到着した。 雨が滝のように落ちている。
インドのossanとは航空会社が違うのでロビーで分かれた。 こっちは、AEROFLOTロシア航空だ。
 日本からヨーロッパへはどうせロシアの領空のシベリアを渡るので巡航時間がもっとも長いロシアの飛行機を
使うのが当然と思うからだ。燃料サーチャージはとても安いし、機内食のボリュームがあるので僕は気に入っている。

  空港へ落雷!


 この日の問題は、アエロフロートのカウンターがないことだった。
ベネチア空港のinformazionにきくと、出発時刻の2時間前にカウンターがopenするから、安心して待てと。 
1時間半前になった。2Fに行ってみたがしかし、アエロロートのカウンタは見つけられない。

 さしあたって、なにもできずに1Fにたっていたら、外で稲光が走った。すると、場内のランプ・電気が一斉に消えた。 
あたりを見ると、さっきまでしていた話し声、空調機の音、エスカレーターの動きがこの時に、いっせいに止まっていた。
 まもなく30秒ほどで、また電源がはいった。 
ヴェネツィア空港に雷が落ちて、非常電源に切り替わった瞬間であった。
しかしイタリアのことだから今晩のニュースにも載らないだろうな。

 出発時間までにはきっとオープンすると信じて、各社のカウンターを巡礼すること3回目、2Fの奥に行くと
すでに念願のAEROFLOTカウンターが開かれていて、列が2つできていた。

なぜかイタリアの治安警察が警戒しており、航空チケット予約書baucherと旅券passportを見せると
あなたは並んでいる所は違いますと指摘された。(英語で)
そこで念のため、あなたはどこのかたかときき返したら Police Italiaで
今貴方が並んでいる列はビジネスクラスですよ、と丁寧に教えられた。
警官はまるでパーサーのようだ。いやむしろ接客業よりも腰が低かったのです。
 定刻前ににチェックインして搭乗チケットをもらった。 

 出発を待っていると係りに誘導され、搭乗ゲートに並んでいると、歯切れのいい男性の声でアナウンスがあった。
 「ただいま、上空の悪天候のため、到着する飛行機はすべて、待機飛行に入りました。」
考えてみれば、さっき空港に雷が落ちたばかりだ。 飛び揚がってから、上空で直撃されるよりましだから、
みんなおとなしく待っていた。
 20分ほどすると、あの黒い雷雲が思いのほか早く、空を明け渡した。しばし危機が過ぎ、搭乗が再開した。
あさ9時に空港に来たというのに、飛行機に乗るのに3時間もバタバタしていたわけだ。

思えば、日本から丸24時間かけてやってきて、地球の反対側に居るんだから、
何もかもすんなりいったら、そのほうがおかしいのかもしれなかった。

ベニスからモスクワまで5時間飛んでエアバスA320を降り、モスクワで約1時間待ち、さらに9時間かけて成田に戻った。

モスクワから1つ目の機内食は、メニュー2つのうち1つがヴェネツィアから同じチキンだったが、デザートにはピロシキ、ロシア風ケーキがついた。


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