ローマ 11月7日
前日23時を回って入ったホテルSanRemoは、ローマ・テルミニ駅のすぐ近くだった。
 翌日午前中、駅に近かったこのホテル周りをとにかく歩いてみた。

テルミニ駅のひだり先、南側の大通りを行くと大きい噴水広場があった。
(この後帰ってから地図を見て、Piazza de Republica レプブリカ広場と判明した)  
そこから道幅が広がり、坂になると、くねるように右に下がり、またすぐ上っていた。約20〜30m位に上り下り。
そこにはイタリア政府の省庁や大使館、航空会社の事務所などが並んでいた。
(あとで見たら Bissolati 通りだった。)
もっと歩くと、高級ホテルの並ぶ通り(あとで見たらVenetoヴェネト通り)。
ガラス張りのレストランが完全に歩道に張り出しているのを左横に見ながら、ゆるい坂の通りをあがっていった。メニューの黒板を見たら、最も安い一皿が17ユーロ(\2000)くらいだった。

ここはあとで夕方に帰り道に通ったとき、店の女がこちらへ『さ、どうぞ。』と目が誘っていた。
(急いでて入らなかったが、その後の帰り、この朝に店頭メニューを覗いたことを思い出した)

しばらく歩くと、なにかの映画で見たような水道橋の下を、車がかなりのスピードのまま整然とくぐっている光景に出くわした。
それがボルゲーゼ公園の城門だと分かったのは、ホテルに帰ってからだった。
 (いかにもローマらしい写真を撮れた。が、デジカメの操作が不慣れで、帰国後消してしまった。)

公園に入る左脇にメトロの入口があったので、入いると下へ斜めのトンネルになって
エスカレータが幾つも繋がっていた。どこに出るかと不安に感じながら、出口をでた。
その外には、土産物の屋台が数件でており、その右上にあるのがスペイン広場だった。
そこは広場、というより、むしろ上の教会につながる大きい階段のようだった。

ここイタリア、というより南ヨーロッパは初めてだから、まずいちばんに観るべきものは、

古代ローマの都市遺跡『フォーロ・ロマーノ』だった。観るつもりでいたのをやっと、思い出していた。

メトロに乗り、Termini 駅でいったん下車、ホテルで休むと、
さっきと同じ電車を、延長方向、南へ行く地下鉄に乗った。 





 古代ローマ遺跡 Foro Romano には、カエサルから歴代の皇帝に関わる建築物が(痕跡も)出土した。

 彼らが民衆に演説した広場、暗殺された舞台になった場所があります。 

 それらは古代から残るカンピドーリオの丘、カピトリーノの丘にあって(どう違うか知らないけど)、
 広場、神殿や浴場までがあったという遺跡を見ることができるというのです。

(とにかく複数の古代遺跡群は古代からある3つか4つの丘に囲まれていた)


 円形競技場 il Colosseo コロッセオが見えてきました。
 (とくと見たろやないかと、気分が高揚するところです)


いってみると、コロッセオの中へ観光客が、しかし何百人もが数十メートルも並んでいた。

日本でもラーメン屋に並ぶのさえ嫌なので、これは後にして各国の群集を見ていた。



コロッセオの右側、ほど近く、丘のうえに、廃墟がまとまって立っている。近くに寄って

塀越しに見ると、そこには、古代の柱や壁がそこらじゅうに、ころがっていた。


ギリシャ神殿の柱みたいなのが並んでいる先に、壁が半分だけで、切り取ったように
なかが見える建物。 円形、四角の土台だけの神殿が幾つも立っている。



 この不思議な空間に入りたくて鉄の柵や壁越しに覗いて撮ったのが、以下の写真です。












↑なかなか雰囲気のある、落ち着いた古代の魅惑的な光景が、そこには存在していた。

・・・しかし、その先は、鉄の柵が設けてあって、出口専用となっていた。

 要するに、見学者はいっさい入場できないのでした。 ※上の写真は鉄柵の外から見た景色です。
入り口がないのを知らない人たちが近づいては、離れていくのが見えた。

 その有り様は、少し前の自分と同じで、入り口がどこなのか目立つように表示しないから。
フォロ・ロマーノのコロッセオ辺りを観光すると、当分この状況が観られる、というわけだ。
(それはそれとして・・・)


 イタリアに入国した昨晩を除き、2泊めからの宿は、現地で調達する予定だ。駅前で便利だから、
今朝から居るホテルをもう1泊したいと思った。
さっそく駅前に戻り、昨夜泊まったHotelSanLemo というエコノミー宿(イタリア語で Albergo )に
延泊を申し込むことにする。

 ここフォロ・ロマーノの観光をいったん切り上げて、午後に再挑戦することにした。



 
ごご1時になると、コロッセオの前はさらに人が集まって行列も増えていた。

 ちょっと様子をみるため、コロッセオ脇の10m位高くなった芝生から
向かいの遺跡の一帯を眺めてみた。フォロ・ロマーノの芝生と松の緑が目にしみた。すると、
 遺跡をぐるりとかこんだ鉄柵の切れるあたりに、人が出入りしているところがあった。


 そこに直行すると、入り口に券売り場があるのを発見。
コロッセオとの共通券(10∈ユーロ。24時間有効と書いてある)を入手した。
音声ガイドセットも貸していた。
 ここには行列もないからまずは、こちらを見るほうが都合がいい。 

 これを見せるだけ。 

エントリーは入ると正面に、当時は何だったのかさえ、今は不明になっています、
という説明のある廃墟がたくさんあった。 そのあいだを縫うように曲がりくねった小道を
ハイキングのように、みんな、登っていく。 

真っすぐにきれた、壁が半分しかない城の廃墟が立っている。

金持ちだったら別荘にしたくなるような、見晴らしの良い場所だ。↓



 小道にそって大きく左に登りかえすと、視界が開けて、古代の競馬場や競技場らが見おろせた。↓

横はばは30mくらい、ながさも150mくらいで小さい。これでも競技などできたのかなと思う。





 城の堀を超え塀を越えして北隣りに進んで行くと、
皇帝や皇帝一族の居館が、何世代も、ひとしきり続いた。
あまり多くので、どれが誰のやかたのあとか、判らなくなる。↓



この辺が遺跡で最も標高のある所なので、
向かいにカンピドーリオの丘、ジャニコロの丘らしきものが見えた。
休憩に展望もできる所があちこちに有る。


(見晴らしのきく北西の方向。この下にベネチア広場が)


(西側の休憩ベンチ周辺)

 そろそろ遺跡の景色も見あきはじめたころに、トイレや木陰に休憩ベンチのある林があった。 

ここで午前中残したパン半分を食べ、高校のときはまだ日本に売ってた、チェリオを飲み干した。

この先は戻りで、遺跡の中の道がどんどん下りで、木々の中の階段道になり、
その中ほどに展望所になっていて、休憩のできる岩のベンチがいくつかあった。

 ここからの眺めはよく、遺跡が一望できた。↓



 階段をおりきったところが、十字路の出会いになっており、ここからさらに左方向に歩くと、
瓦礫のゴロゴロ転がる坂を下って、広場のようになってガッと視界が広がりました。

 500mくらいのずっと先まで遺跡があるのが見渡せた。↓



瓦礫の坂のうえにもどると、右後ろに、昨日の午前中に通せんぼされた
あの鉄柵の出口があった。

このとき、時計を見ると16時半に近かった。
コロッセオの方は、これから見る時間じゃないから、また明日に来ることにして
ローマ地下鉄で、テルミニ駅前のホテルSanRemoに戻った。

疲れて夜までベッドで眠ってしまった。(覚えていない)

 ⇒ ローマ(その2) 

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